10月27日(金)に、豊田市美術館と三菱自動車工業岡崎製作所に校外学習に出かけました。天気にも恵まれ、とても充実した1日を過ごすことができました。
まず、豊田市美術館では、企画展「フランク・ロイド・ライト - 世界を結ぶ建築 」で展示されている作品を鑑賞しました。ボランティアガイドさんに案内をしていただき、作品を完成させるまでの製作過程や、作品が生まれたときの時代背景、作者のおもいなど、さまざまな事柄について解説を聞きました。フランク・ロイド・ライトが手がけた美しい建築物の絵や模型を見て、感心する子どもたちの声を聞くことができました。常設展では、グスタフ・クリムトの「オイゲニア・プリマフェージの肖像」という絵画を見て、気付いたことや感じたことを対話しながら鑑賞しました。鑑賞を通して、「芸術はいろいろ探るといろいろな発見ができて、みんなと違う見方ができるから楽しい」「説明を聞くうちに楽しくなっていくので、作品について話を聞くことはとても大事だと思った」「作品によってそれぞれ特徴が違っていてすごいと思った」など、たくさんの学びを得ることができたようで、子どもたちは大変満足している様子でした。
次に、三菱自動車工業岡崎製作所では、自動車の組み立て工場を見学しました。事前に社会科の授業で、「日本が年間3000万台も自動車を生産できる(日本企業の海外生産も含む)のは、どうしてだろう」という学習問題を立ててから、今回の校外学習に臨みました。子どもたちは、「日本の技術がすごいから」「工場の敷地が広いから」「働く人が頑張っているから」などの予想を立てていましたが、今回の見学で、効率よく生産をするための様々な工夫に気付くことができたようです。特に、車体をつくるために溶接する工程では、ロボットが素早く動いて、火花を散らしながら作業を進める様子を見ることができ、驚きの声があがっていました。こちらでも、子どもたちはしおりに分かったことや気付いたことをたくさんメモしていました。
今回の校外学習での真剣に取り組む姿を見て、これからのさらなる成長に期待が膨らみました。6年生に向けて一歩ずつ進んでいってくれると思います。