ブログ

6年生 伝統工芸に親しもう~漆芸~

6年生が、伝統工芸の漆芸を体験しました。

講師の先生は、漆芸作家の鵜飼敏伸先生と木工芸作家の川口清三先生です。鵜飼先生から、漆がどのように採取されるのかを映像とともに教えていただきました。漆がいかに貴重なもので、多くの過程を経て漆芸品が作られていることが分かりました。また漆を使ったさまざまな技法などについて、詳しく教えていただきました。

そして、5色の層に塗り重ねられた漆を削って、さまざまな色で模様が現れる「彫漆」という技法で、ブローチ作りを体験しました。

この小さなブローチを作るのに、12回も漆を塗り重ねたそうです。削る深さによって、色が変わりますが、なかなか力と根気のいる作業でした。彫刻刀が切れなくなると、川口先生が研いでくださいました。こんなに大変な過程を経て、作られているものだということが分かり、伝統工芸の素晴らしさとともに後世に伝えていくことの大切さを実感しました。