11/25(月)の朝会では、12/4から始まる「人権週間」を迎えるにあたって、校長先生から絵本の紹介がありました。読み聞かせをしてもらった本は、「おおきな木」という題名で、作者はシェル・シルヴァスタインさん、訳者は村上春樹さんです。
絵本には、りんごの実をつける大きな木と、少年が登場します。少年は時間があると、木のところへやってきて、木と一緒に遊びます。一緒にかくれんぼをして遊んでいると、木も少年も笑顔いっぱいで幸せそのものです。しかし、少年が大きくなってくると、なかなか木のところにやって来なくなります。ある日、少年が木のところにやってくると、お金がなくて困っていると話します。木は、自分についているりんごの実をすべて渡して売るように勧めます。その後も、年を重ねる少年は、困った時にこの木を訪れて、家を建てるために枝をもらったり、船をつくるために幹を切って持って行ったりします。
そして、切り株となった木のところに、年をとった少年がやってきたとき、ふたりは「しあわせ」を感じるのでした。
校長先生は、ときどきこの本を読んで「しあわせ」って何だろう?って、改めて考えるのだそうです。みなさんは、自分自身を木と重ねましたか?それとも、少年と重ねましたか?相手のために思いをもって行動することや、相手から受ける優しさについて、考えさせられたのではないでしょうか。
【↑ 校長先生が絵本をスクリーンに映し出して、読み聞かせをしてくださいました】
【↑ 後期学級委員の認証や、書写コンクールの表彰が行われました】